こんにちは。
当ブログへお越しいただきありがとうございます。
このブログでは、ペタンクで多方面に活躍している方を定期的に取材して、
「ペタファイル」というシリーズで連載しています。
それでは、早速ですが今回のペタファイルで取材を受けていただいた方を紹介します。
まずはこちらの動画をご覧ください。
今回のゲストは、この動画でペタンクを紹介されている石上祥子さんです。
ペタファイル003 石上祥子さん
兵庫県淡路島生まれ、在住。中学校の教諭をしながら、ペタンクでは2017年度の女子日本代表に選出される。日本代表として初めて出場した中国開催の世界選手権大会では、女子代表の歴代最高のベスト8という記録を残した。また、同じく2017年度開催の日本ペタンク選手権大会で3位の実績を持つ。
ペタンクを始めたきっかけ
祥子さん、ペタファイルの取材を受けてくださり、ありがとうございます!
冬場はペタンクの試合も少なくなるので、試合でお会いする機会も少なくて寂しかったです笑
今日は祥子さんのペタンク談をたくさん聞かせてくださいね。
ペタファイルでは、ペタンクを始めたきっかけを皆さんにお聞きしています。
いろんなペタンクとの出会いがあって、おもしろいですね。
それでは祥子さんのペタンクを始めたきっかけについて教えて下さい。

私がペタンクを始めたのは約6年前で、すでにペタンクをやっていた両親に誘われたのがきっかけでした。


当初は周りに同世代がほとんどいなくて、全く興味が湧かなかったんです。
ですがある日、幼馴染が真剣にペタンクをやってみようと言い出したことをきっかけに、それならと思い本格的に始動することになりました。
私のペタンクの始まりはこんな感じですね。
同世代が少ないからモチベーションが湧かない、というのはよく理解できますよ。
最初はどんなことも仲良しの友達たちと、ワイワイ楽しく遊ばないと面白くないですもんね。
祥子さんは幼馴染の方に誘われたのがきっかけで、ペタンクの火がついたのですね。
そこから約5年後に、日本代表になられたのですから立派です。
世界大会を意識するようになったきっかけ

はい!
私たちは幼馴染と妹の3人でチームを結成しました。
その当時は女子3人でかつ若年層のチームは少なかったこともあり、ジュニアのペタンク選手を育成されている岡山県の佐野さんに、
「世界を目指してみないか」
と誘われたんです。
そして初めて挑戦した2017年度の女子日本代表選考会で、まさかの日本代表に選ばれたんです!
しかも一緒に選考会に出場した妹も選ばれ、本当にびっくりでした笑

祥子さんも初めての選考会で、自分が日本代表に選ばれて驚いていたんですね。
個人のスキルが問われる選考会で、妹の陽香さんと一緒に選ばれたのは本当に凄すぎます!
お互いが刺激しあって、良い影響を与えあっていたんでしょうね。
また、1番初めに祥子さんと陽香さんにペタンクを教えたご両親も嬉しかったでしょうね。

代表に選ばれた時は驚きましたが、それまでの努力が報われて安堵の気持ちと、これから世界と闘うんだという経験したことのないプレッシャーを感じました。
そして始まった世界選手権。
私たちのチームは団結力において、とても優れていたと思います。
またベスト8に残れたおかげで、憧れのフランス人選手の隣でプレーできた時は最高の気分でした。


また先輩選手の中でのびのびとプレーさせてもらい、成果とこれから挑戦するべき課題が浮き彫りになりました。
もっと上手くなりたい、まだまだやれると思った瞬間でした。
姉妹でペタンクをする強み
なかなか濃い経験をされたみたいですね。
確かに日本女子チームにとって、祥子さんと陽香さん(妹)が与えた影響は大きかったと思います。
息ぴったりの姉妹プレーに、他のメンバーも感化されて良い結束が生まれたんでしょうね!
普段の国内の大会でも妹の陽香さんと一緒にチームを組んでプレーしている祥子さんですが、姉妹でチームを組むことで他のチームには無い強みは他にもあったりしますか?


妹とはペタンクを始めてからずっと同じチームでやってきたので、お互いのことを知り尽くしています。
性格も分かっているし、強みも弱みも理解しています。
話さなくても相手の考えていることが分かります。
また、絶大なる信頼を置いているのも確かです。


話さなくても考えていることが分かるってさすが姉妹ですね。
ペタンクの魅力とは?

自分自身を強くしてくれるスポーツ、ですか?


そうです。
サークルに入ってボールを投げる時は、誰にも邪魔をされることはありません。
しかし自分の気持ちのブレが、プレーのブレに直結して繊細に繋がります。


だから対戦相手に勝つというよりも、自分自身に勝たなければいけません。
自分自身に勝てた時に試合に勝つことができるのです。
それがなかなか難しいことなのですが、、、。
深いですね!
どのスポーツにもこれは当てはまるでしょうが、特にペタンクはメンタル面の強さを要求されるスポーツだと思います。

そうですね。
今回の世界選手権での経験を通して、確実に自分自身が強くなっているのを感じることができました。
自分の気持ちに打ち勝ち成長するという成功体験をしてもらいたくて、現在は私が勤務している中学校の学生にも授業でペタンクを教えています。
実際に生徒たちは試合に出て、高校生になったらもっと試合に出たいと意欲を出してくれています。


ペタンクを通して自分自身と深く向き合うことで、新たな自分に出会うことができるんです。

ぜひ一人でも多くの方が、ペタンクの楽しさを知っていただけると良いですね。
引き続き、中学生へペタンクの魅力を伝える活動よろしくお願いします!
今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
兵庫県淡路島生まれ、在住。中学校の教諭をしながら、ペタンクでは2017年度の女子日本代表に選出される。日本代表として初めて出場した中国開催の世界選手権大会では、女子代表の歴代最高のベスト8という記録を残した。また、同じく2017年度開催の日本ペタンク選手権大会で3位の実績を持つ。